第二編   第9話


レジメンタルストライプ とは・・・             鈴木豊三郎
        少々加筆致しました

 今回のお話はストライプについて、その中でも特にレジメンタルストライプについてお話してみたいと思います。ストライプとは縞柄の事。斜めの縞が一般的ですが、縦の縞(バーチカル)や横の縞(ホリゾンタル)もあります。スッキリしたテイストが、比較的若い年代に好まれていますが、年配の方が締めた姿もすがすがしく、その感触はストライプなればこそです。ヨーロッパでは右から左へ流れる縞が一般的ですが、アメリカは左から右に流れる縞に人気があります。

 もともとレジメンタルストライプは、その名の通り、連隊のストライプです。イギリスでは、各連隊にその連隊独自のストライプのネクタイがあるそうです。非常に巾の広いストライプで、ちょっと日本人には馴染みの無い超幅広のストライプです。イギリスの物語を読んでいると、締めているネクタイで、どこのクラブのメンバーであるとかわかるシーンに出会うことがあります。イギリスでは、レジメンタルタイの流れを受け継ぎ、クラブタイのようなものが、発達しているようです。 それが、海を渡りアメリカのアイビーファッションに取り入れられ、日本に紹介され大人気を博した頃がありました。全体的に彼らの締めているストライプは日本人のイメージしている物より太いのが一般的です。それが日本に伝わり、アレンジされ、細いデリケイトなストライプになって行った訳です。はじめのイギリスの連隊のストライプと日本のレジメンタルストライプとは全く似ても似つかないものになりましたが、名前だけはレジメンタルストライプとして残りました。こういった話は調べてみますと随分といろいろ出てきます。


 例えば、カレーライス。カレーライスのルーツはもちろんインド人もビックリのインドです。ところが日本にあるカレーライスは少しとろりとしていてインドの人たちが、手で食べるものより固めで、色も違っています。その訳は、日本に入ったカレーはインドから直接伝わらないで、イギリスを経由して、アレンジされたものが日本に入ったからと言われています。ヨーロッパの人たちに食べ易いように工夫された物が日本に紹介されたため、インドの物と違っているそうです。

カレーはポピュラーな食べ物になっていますが、それは日本海軍が毎週金曜日にカレーライスが食べられ、そのおいしさが、日本中に広まっていったとか。何故金曜日にカレーライスが食されたかといいますと、これには、いろいろ説がありますが、毎日毎日海の上を航海していると、だんだん曜日が判らなくなりますので、金曜日にカレーがテーブルに載ると、海の上でも曜日がはっきり確認出来た事によるとか。

 ですとか、日本の醤油。現在は世界的にもてはやされる調味料になりましたが、あの醤油を見て、醤油をヒントに作られたのがウスターソースだと言われています。ウースターとはイギリスにある地名で、その地がウスターソースの発祥地です。そのウスターソースを見た日本人が、日本風にアレンジしたのが、とんかつソースです。とんかつも独特の日本の食べ物ですが、それにかけるソースも日本独特の物とは。日本人の外国からの渡来物をアレンジする能力には敬服してしまいますね。

 よくレジメンタルストライプの事をレジメンと言う呼び方をしますがレジメンタルの略称です。これには独特の畝が織られています。現在は細かい畝に人気がありますが、その時々により荒いものが好まれたり、細かいものが好まれたりします。イギリスで生まれたレジメンタルストライプ。長い年月をかけて、アメリカから日本へと紹介され日本人の心を捉えるようになった流れに思いを馳せる時、酒は、ウ井スキーが一番似合うかもしれません。しかもバーボンでなく、スコッチがいいように思いますが・・・・・・・。つまみは何にしましょうか?

つづきです。カレーの・・・・・
 先日、都内某所を、歩いていましたら、英国風カレーという看板を出しているお店を発見。とてもおいしかったので、マスターの方にカレーのお話を伺いました。 確かに日本のカレーは、イギリスから入って来たそうです。日本で初めて売られたカレーはあの赤くて丸い缶で、その味は、イギリスで売られていたものをモデルに作られたそうです。日本人の嗜好に合い、広く利用されましたので、それが日本の味になっていったそうです。インドのカレーとイギリスのカレーの最大の違いは、インドでは牛は食べないので、だしは、チキンで取り、イギリスは牛で取るそうです。最大の差はだしとはさすが、本職です。美味しいカレーの余韻を楽しみながら、お店を後にしました。お忙しい中、お付き合い下さり、有難う御座いました。改めて御礼申し上げます。お店の益々のご繁栄をお祈り申し上げます。

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